コーチング入門

最近コーチングの勉強をやりはじめました。
手始めに日経情報ストラテジーの連載記事を読んで、大枠を把握し、次がこの本です。
この本は主にビジネスシーンでの上司・部下間でのコーチングシーンを想定してあります。

コーチングで大事な3つのスキル、①傾聴、②質問、③承認についての考え方や行動は連載記事と同じ内容ですが、より詳しく頭に入ってきました。
特に苦手な”傾聴”=人の話を聴く、ことが如何に大切か、全てはここにつきると感じました。
人の話を聞いていてすぐに結論へショートカットしてしまいがちなのですが、いけないいけない。まずは最後まで聴くことを心がけないといけません。聴くことで相手も安心し、自分で自分の声を聴くこと(オートクライン)で自ら答えを見つけることにもつながります。

例えがちょっと変かもしれませんが、猫などに話しかけると、「にゃ~」と話すたびに鳴いたりします。もちろん人間の言葉はしゃべれませんが、こうして猫に話しかけ「にゃ~」と相づちを打つ。なんか気持ちが癒やされます。これって、ある意味、傾聴、ですよね?(猫さんは傾聴の名人?)

また、どうしてこいつはこんなに言ってもわからないんだ!って思うときもありますが、こういうのは”解決不可能問題”っていいます。
”解決不可能問題”には2種類あって、一つは「相手の性格、人格を変えよう」とすること(前例はこれ)、二つ目は「過去に起こった出来事を変えること」です。こうした解決不可能問題を解決可能問題にフレームを変えてとらえること(reframing)が大事です。
同じことを松下幸之助も言っていて、「行きづまるということは、行きづまるようなものの考え方をもっているからであって~~」とあります。相手を変えようとするのではなく、自分の相手との接し方を変えることがコーチング、傾聴の第一歩になります。

なんとも自分にとっては、身についていない耳の痛い話なだけにとても勉強になります。

次は、同じ著者の「セルフ・コーチング入門」に取りかかります。

本の内容をマインドマップにまとめました。画像をクリックしてご覧ください。
コーチング入門


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