ジョウモウ大学ってご存じですか?
群馬県にあるソーシャル系市民大学がジョウモウ大学です。
”ジョウモウ”とは上毛三山のことで、群馬にある赤城山・榛名山・妙義山の三つの山の総称です。
ソーシャル系市民大学という言葉も聞きなれない方も多いかと思いますが、行政が行っている市民向け講座、よくあるシルバー大学みたいなものではなく、30~40代の現役世代をターゲットにした学校です。地域に住む人々が先生になったり生徒になったりする社会的に開かれた学校、ちょっとおしゃれな生涯学習の場、といえますが、明確な定義があるわけではありません。
僕たちも長野県で大人の実践的な学びの場としてソーシャル系市民大学、今のところ仮称”信州アルプス大学”の設立を目指して活動をしています。
昨年視察させていただいたジョウモウ大学の橋爪学長を招いて地方都市での市民大学のあり方をジョウモウ大学の成り立ちを振り返りながらお話を伺いました。
ソーシャル系市民大学のムーブメントは東京のシブヤ大学からです。
名古屋、福岡、札幌など各大都市にはシブヤ大学から暖簾分けしたソーシャル系市民大学がありますが、地方において異彩を放っているのがこのジョウモウ大学です。
橋爪さんも最初はシブヤ大学の門戸を叩き、どういった大学が群馬にはいいのかを考えるところからは始められています。そして群馬県内で面白い人に出会う旅に出て仲間集めをされています。
ジョウモウ大学の特徴は、運営がすごく軽いこと、自分たちの負担にならないように、なんといっても運営側も参加側も楽しめることを大切にされています。授業も聞くだけの座学ではなく、生徒同士の対話が生まれ、授業後は知り合いになれるように考えていることなど、コミュニティの再構築を狙ったものです。
「想いやりが循環する社会」これがジョウモウ大学のコンセプトの1つです。
僕たちの信州アルプス大学も、ブレない芯をしっかり作るところから始めたいと思います。
これからの立ち上げですので、一緒に産みの過程に参加してくれるみなさんをお待ちしています。