ちょうど2年間愛用しているノートPC、ThinkPad X1 Yoga。
i7だしメモリ8GBだしタッチパネルだし、使い勝手は申し分ありません。
新型も出てはいますが性能面で大きな差異はないので、買い替えるまではありません。
ただバッテリーが弱ってきたみたいです。
電源に接続しないで使っていると残量が60%あったものが突然3~4%に落ちてシャットダウンしてしまうことも発生しました。
バッテリーを専用ソフトで調べてみると、設計要領52260mWhがフル充電で29170mWhとの56%まで落ちていました。
約半分、これからまだ使い続けるにはバッテリー交換は必須です。
バッテリーが着脱式ではないX1 Yogaは基本的にはメーカーに依頼してバッテリー交換なのですが、そうすると工賃に2万円近くとられてしまい割高です。どうせ保証期間も切れているので自分で交換することにしました。
せっかく裏蓋を開けるので、SSDも256GBから500GBへ大容量化します。
部品としては、純正バッテリー(約1万円)、500GBNVMeSSD(約1万円)の合計2万円。
裏蓋をあけてこれらを取り替えます。
裏蓋のねじは普通のプラスねじなので簡単に回せますが、最後まで回してもねじが取れない仕様になっています。さらに、突起で引っかかっているので、クレジットカードなどをねじ込んで突起を外して徐々に裏蓋を外します。間違えると突起を折ってしますので、ヒヤヒヤものでした。
裏蓋を外した状態が下の通り。
バッテリーは簡単にわかりますが、SSDは黒いシートの下に隠れています。
SSDは、SATA接続でなくNVMe接続のもの。実は最初SATA乗換案内SSDを購入してシステムのクローンをつくってはめ直したのですが、SSDを認識せずに撃沈・・・コネクタにはささりますが、SATA接続とNVMe接続は違うんですね。いい勉強になりました。
バッテリーもコネクタを再度付けるのに大苦労。ある拍子でカチャっとささって助かりましたが、外す前にどういうふうにささっているのかは写真を撮っておいたほうがいいですね。
SSDを512GBに換装後、リカバリーUSBメモリからシステムを再インストール。WindowsUpdateなどで数時間かかりましたが、きれいなWindows10になりました。クローンでやったほうが楽ですが、2年間使ってきたWindowsのゴミをさっぱりするにはクリーンインストールがいいですね。
SSDとバッテリー換装後は以下の通り。
Cドライブは256GBから500GBへ、バッテリーも設計52060mWhで満充電52070mWhと良好になりました。
デスクトップPCと違いノートPCの改造は難しいですが、CPUパワー的に問題ないのであれば、バッテリー交換やSSD交換は安価に延命できるのでお勧めです。注意することといえば、事前にネットで情報を収集して作業手順を確認することと、外す前の状態を写真で記録しておき、再度付けるときの方向や位置を確認しておくことです。
こうやって自分でカスタマイズすると、よりいっそう愛着がわいてきます。