パソコンは速い方が仕事の効率が上がります。遅いパソコンだと処理するのに時間がかかり反応がないため、何度もクリックしてさらに処理が遅くなったりします。すべてが効率悪く、パフォーマンスが出ません。
パソコンの速さを決める要素には大きく3つあります。
①CPU(中央演算装置)
②メインメモリ
③HDDなどの外部記憶装置
CPUはインテル製だとi9、i7、i5など数字が大きいほうが処理能力が上がります。
しかし、スペック上の速度の違いほど体感差は少ないものです。
デスクトップPCであればCPUの交換もできますが、ノートPCでは交換はできません。
メインメモリが少ないと抜群に処理が遅くなります。Windows10だと少なくても4GBは必要で、できれば8GBあると安心です。
メインメモリをある程度積んでいるなら、実際に体感速度に影響を大きく及ぼしているのはCPUではなく外部記憶装置になります。
外部記憶装置とは、HDD(ハードディスク)やSSD(ソリッド・ステート・ドライブ)のことです。
特にHDDからSSDに変更すると、爆速!で速くなります。
次の3つの速度比較をみてみてください。

SATA接続 HDD

SATA接続 SSD

NVMe接続 SSD
左上の数字だけ着目してみてください。
HDD 106.4
SSD(SATA接続)559.6
SSD(NVMe接続)2600.3
SSD(SATA接続)でHDDの5倍、SSD(NVMe接続)だとなんと26倍も速くなっています。
これだけ違うと、Windowsの起動時間やアプリの起動時間に歴然とした差がでてきます。
SSD(SATA接続)とSSD(NVMe接続)でも5倍違いがありますが、このレベルになると体感ではわかりません。ほぼ同じです。
SSD(SATA接続)とSSD(NVMe接続)は現在は値段的にも違いが少なくなってきたので、SSD(NVMe接続)を選べばいいでしょう。NVMe接続だと発熱量が多いのでその対策だけ気をつければ大丈夫です。
Windows7などの古いパソコンを使っているとセキュリティ面でも不安もありますが、「起動時間に5分もかかる」、「アプリの反応が悪い」などで、人間の思考に追いついていないことが多いです。
十数万出して購入したパソコンですが、もったいないからと使い続けているとかえって作業効率が落ちます。それは直接的には目に見えないかもしれませんが、人件費が高く付くことになりかねません。
パソコンを入れ替えるにはそれなりの費用もかかりますが、メモリの増設やSSDへの交換で延命することもできるので、検討する余地は大いにあります。