まさに教本通りの説明が体感できたワインでした。
左が、カリフォルニア ソノマコーストのピノ・ノワール。
右が、ブルゴーニュ コート・ド・ボーヌのピノ・ノワール。
どちらもビンテージは2015年です。
温暖な気候で育った新世界のワインであるカリフォルニアのピノ・ノワールは、色も濃く、香りも華やか。逆に、旧世界フランスブルゴーニュは冷涼なので色も淡く、香りも優しいものです。
同じ品種、同じビンテージでこうも違ってくるところがワインの面白さ。作り手の作り方の違いはあるでしょうが、正に教本通りのわかりやすい比較ができました。
カリフォルニアのピノは、その濃いめのルビーからだけの判断ではピノとは言い当てられないかもしれません。エレガントさはやはり本家の方が上でした。
比べないで単体で飲んだら違いがわかりません。
なるべく2本は開けて比較しながら飲むと、ワインの個性がよくわかりますのでお勧めです。
一度に2本は飲めないので、予め小容量の容器を用意して移し替えて保管します。容器は100均とかでも売っているので何本か持っておくと便利ですよ。