ワインのテイスティングは、銘柄当てと思われがちですが、そうではありません。
もちろん、最終的には、
・品種
・ビンテージ
・国、産地
が当たるといいのですが、それは論理的な推論の結果です。
テイスティングには”型”があって、
①外観
②香り
③味わい
の順にみていきます。
色合いが、淡い・濃い。
どんな香りがするか?花の香り、くだものの香り?
一口目の感じ、口の中での広がり、後味・余韻は?
を「頭」で分析しながら、
色が淡いなら冷涼な地域でつくられたもの?
チェリー系の華やかな香りがするなら、第1アロマが強めの若いワイン?
みたいに、推理していきます。
その結果、品種や産地が出てきます。
また、テイスティングはワインの悪いところを指摘するのではなく、
良いところ、個性を表現してあげます。
プラス思考なんです。
もともとお店で「このワインはこんなワインですよ、お勧めします」
というものなので、
弱点や悪いところをお客さまに紹介しません。
いいところ、こんな特徴がありますよ、と紹介します。
だから、ネガティブ表現は極力避けます。
色が薄い→淡い
苦い→渋みが強めでどっしりしてます
など、表現をプラス系に変えます。
これは人と付き合う上でも役にたちますね。
相手のいいところに着目してのばしてあげる。
ビジネスマンに、ワインを嗜むことはお勧めです。