個人事業主の廃業原因の40%が「病気・高齢のため」となっています。
上の年齢別の自営業者数推移をみると、2014年で70代以上が80万人と最大になっています。
年代別推移をみても1982年では30~40代の事業主が400万人と大きなウエイトを占めていましたが、2014年では150万人と半減以上です。
若い人のベンチャー創業が多いように報道されますが、実は自営業者の多くは高齢化を迎えているといえます。
創業を増やさなければいけませんが、20代では事業経験が乏しく人的コネクションも少ない。30~40代だと企業の中核で働いている年代なので独立に踏み出す層も限られてきます。グラフからもわかるように60~64歳で自営業が多いのは定年後創業のためでしょう。
起業で定年まで働き、その経験をもって創業するのも1つのやり方です。また、働き方に関する考え方は多様になってきているので、体力的にも頭脳的にも元気な現役世代の早期退職による創業も期待できます。