商店街はなぜ滅びるのか?

商店街はなぜ滅びるのか?

4334036856衝撃的なタイトルで思わず手にしてしまった。

一般的に商店街が廃れていったのは、郊外に大規模ショッピングセンターができたからだと説明されていますが、決してそれだけが原因ではないと筆者はいいます。
根本の原因は、もともとの商店街の生い立ちからない方されていて、滅びるして滅びたと!

商店街はもともと地域に根ざした地域に開かれた存在であるのに対し、それを構成する各店舗は親子2世代を中心とする「近代家族」が担っていた。近代家族は、家族という狭い枠の中に閉じこもり家族にしか事業を承継しないといった柔軟性の無い組織であった。

事実、廃業になる小規模企業の約6割が後継者がいないことが理由であり、後継者の条件の7割を「親族であること」としていることが大きな原因である。

このような構造的な問題を解決するには、まちづくり会社等を中心に持続可能性のある地域密着の場にすることである。
事業運営を柔軟にし、意欲ある若者へ事業を行う機会を与える。

地域を支える仕組みがないと、そこで生きる個人を支えることは不可能だと、筆者は言っている。

ここ地元の商店街もシャッター通りが目立ち、郊外のショッピングモールにばかり人が流れている。
しかし、歩いて数分で日用品が調達できる商店街の有用性は今後もっと大きくなるので、新しい商店街の再生が求められる。

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