GWまっただ中の日曜日のお昼前、電話が鳴りました。
「持続化給付金の申請をやっているけど、何度やってもID、パスワードが違うってでて先に進めない。」
とSOSの電話が入りました。その後、電話口でやりとりしましたがやはりらちがあきません。
「じゃぁ今から行きますわ!」
パソコンが不得手の方からの質問は画面を見ながらでないとほぼ無理。電話対応では上手くいかないことはこれまでの経験でわかっています。現場に行くのが一番です。
高齢の社長が、がんばってパソコンを操作していましたが、操作もあやふや、パソコンも遅い。どこまで処理をしたのかも微妙です。
持続化給付金事務局からの「仮登録」のメールを改めて開いて、再度、ユーザー登録にチャレンジしたところ、無事登録完了。IDとパスワードを社長に伝え、ログインできることを確認しました。
次は必要書類の電子化です。複合機があったので確定申告書を設置してスキャンボタンを押しましたがパソコンのどこにもファイルがありません。???と思い、再度スキャナーの上フタを開けてスキャンの様子を確認したところ・・・スキャナーが動いてないじゃないか!!
じゃぁ、仕方がないのでデジカメを持ってきてもらいましたが、かなり年季の入った品物。なんと単3電池駆動でした。社長に代わって必要書類の写真を撮影しSDカードを抜いてパソコンに取り込みましたが、SDカードのフォルダにさっき撮影したはずの写真がなく、日付が2009年とかのしかありません!
「!デジカメも壊れてるの?」
一瞬焦りましたが、プレビュー表示したところちゃんと撮影した画像がありました。なんてことはないデジカメの日付設定がくるっていたのです。無事にパソコンに画像を取り込むことができましたが、社長自身はデジカメからの取り込み方はわからない様子。やはり電話口だけでの対応は無理だったようです。
電子申請で簡単になってはいますが、特に高齢のパソコンが不得手の経営者にとっては、何重にも引っかかるポイントがあるようです。緊急を要するお金なのに、パソコンがわからないから申請でつまづく、こんな事業者さんは多いのではないでしょうか?商工会・商工会議所などで代理申請とかのサービスができるといいのですが、そうはいってもかなりの工数増になりますもんね。
せめてFAX申請とかも例外的にやれるといいのかなと感じました。