何かものごとを行う際に、「上手くできる」、「きっと自分ならできる」って思う時ってないですか?
僕はそんな「できる」って思いを「根拠の無い自信」っていってたんだけど、心理学的にきちんとした用語がありました。
自己効力感(self-efficacy)
って言ってカナダ人心理学者アルバート・バンデューラって人が提唱したもので、
「ある結果を生み出すために必要な行動をどの程度うまく行うことができるかという個人の確認の程度」
「外界の状況に自分が何か働きかけができることが可能であるという感覚」
と定義されています。
ちょっと難しい表現だけど、言い換えれば、自分に対する信頼感や有能感、自信、やる気ともいえるものです。
これってまさに「根拠のない自信」と僕が感じてたのと同じ感覚!
この図が表しているのは、人間がある行動を起こす”きっかけ”として上手くできそうだという自覚(効力予測)=自己効力感が高いほど実際に行動に移るって割合が高いということです。
行動に移ったら、次にどんな結果が得られるかという結果予測が働く。
つまり、まずは自己効力感が事を起こすポイントってこと。
さらにすごいことに、ある結果(performance)を得る際に、それを達成する機能(function)よりも自己効力感の方が影響力が強いということも言われてます。
能力面だけを伸ばすのではなく、メンタル面=自己効力感も共に伸ばすことで能力も発揮され、最大のパフォーマンスを得ることができる!
能力よりも前に自己効力感は結果に大きな影響を及ぼすということです。
自己効力感を高めることで、これまでよりもっとよいパフォーマンスを得られるってこと。
自己効力感(self-efficacy)ってすごくないですか!
しかも、この自己効力感ってものは、根拠の無い自信じゃなくて、きちんと生まれる要因が分析されています。
つまり、その要因を強化することで自己効力感を高めることもできちゃうってこと。
気になりますよね?
次回に続く!