第4期 松本大学地域づくりコーディネーター養成講座  第2日目

第4期 松本大学地域づくりコーディネーター養成講座
「知る」基礎講座

■第2日目 フィールドワーク

僕が参加したのは
・市民参加の地域づくり(伊那市、塩尻市)
のコースです。
伊那市で若者参加のまちづくりに取り組んでコミュニティカフェ セジュールを運営している豊田さん。
辰野町では自然食農家レストランを経営し街歩きイベントを興した”こめはなや”の小澤さん。
お二人とも女性ですが、ものすごいバイタリティ、行動力に驚かせられました。

コミュニティカフェ セジュール

豊田さんは息子さんが不登校児だったことから不登校児の支援に関わりを持ちますが、不登校児を支援するには地域づくりが必要と感じ現在の活動につながっていきます。
コミュニティカフェ セジュールはカフェでもあり、ギャラリーでもあり、お菓子も作るし、高校卒業資格を取得できる学校もやっています。
とにかく考えずにいろいろやってきて10年が経ちました。失敗を重ねながら学んできたと豊田さんは話されました。
まずやってみることはとても大切です。
しかし、豊田さんの今の悩みは組織化です。
初期立ち上げメンバーだけでやっている間はいいのですが、さまざまな人たちが活動に参加してくるとそもそもの目的や目標を共有しないまま、単に事業を回す労力になっていまいます。そのためにはきちんとした事務局が必要だし、お金をどう稼ぐのかを明確にしないと事業が続きません。
ここでも僕が感じていたボランティアの限界というか、持続性、組織化が大きな課題として残っていました。
10人近く活動を行っており、新聞にも取り上げられることの多い豊田さんのところでもこの課題に直面していることに、課題の大きさを実感しました。

こめはなや

小澤さんはもともと辰野市の出身ですが、インド哲学に興味を持ちインドにまで行った人物。なんか最初から飛んでいます。
十数年ぶりに実家に戻ってきて、農業がしたいと荒廃地を馴らして農業を始め、何か加工品を作りたいと今の無農薬にこだわった農家レストラン こめはなやを開業しました。
小澤さんはとにかく思い立ったらやっちゃうタイプ。後先考えないとご本人は言われていましたが、辰野町みたいな田舎でいくら元住民とはいて変なことを始めると村八分の危険があります。
そこは小澤さん、自ら地域の行事ごとに積極的に参加し自分を知ってもらっていましたし、街歩きイベントを企画した際も地域のキーマンである小野酒造を巻き込んだことが成功の秘訣です。
とにかく彼女の行動力には頭が下がりました。

こめはなやこめはなやのお昼

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