中小企業診断士が認定支援機関になるメリットについて昨日お話ししましたが、逆に顧客が認定支援機関を利用するメリットはなんなのでしょうか?パンフレットには次のような図が掲載されています。
う~ん、別に認定支援機関でなくても日常業務でやっていることです。これら業務を国が認定している機関だからきちんとやってくれるという安心感はあるかもしれませんが、まだ説得力に欠けます。
ミラサポにより具体的なメリットが記載されています。
①保証料の減額や補助金申請などにより、資金調達がしやすくなる
・信用保証協会の保証料が減額(マイナス0.2%)
・「創業促進補助金」「中小企業・小規模事業者ものづくり・商業・サービス革新事業」などの補助金については、認定支援機関が事業計画の実効性を確認することにより申請が可能
②事業計画を策定することで現状を把握し、対応策を明確化できる
・認定支援機関の支援を受けて事業計画(経営改善計画)を策定する場合、専門家に対する支払費用の3分の2 (上限200万円)を負担
③海外展開に伴う資金調達がしやすくなる
・日本政策金融公庫や日本貿易保険を利用、中小企業信用保険の限度額を増額
保証料の減額と補助金申請時の縛り、経営改善計画策定時の補助の3つが、事業者が認定支援機関を利用するメリットとなります。
製造業で多く申請されるものづくり補助金については認定支援機関の確認書が必須なので、顧客は認定支援機関に頼まざるをえません。
基本的な支援は認定支援機関でなくても対応可能ですが、認定新機関でないといけないという縛りがあることで、どうせ頼むのであれば認定支援機関に!となるとも考えられます。
認定支援機関早わかりガイド(ミラサポ)
https://www.mirasapo.jp/ninteishienkikan/index.html