うつ病、就活200社落ち。なので、ぼくは起業しました。

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2015年最初に読了したのがこれ。
年末に著者の北原さんとお会いしてサインまでいただきました。

北原さんは現在伊那市でナレッジコネクトというキャリアコンサルの会社を経営されています。
北原さんを知ったのは地元の信濃毎日新聞に電子書籍として本著の前身を出版したという記事からです。面白い方が地元にいるなぁと思っていたところ偶然にも北原さんが中小企業診断士を勉強されており僕の知人と勉強会をしていた縁でお会いすることができました。

お会いした北原さんは大学を出て数年のすごく若い好青年。物腰も柔らかくこの人がうつ病だったの??という感じです。
ご本人からうつ病だったこと就活で200社も落ちたことなどを聞くにつれ、現在の北原さんの仕事観、キャリアコンサルとしての考え方などをうかがい知ることができました。
その上で本著を読んでみるとなるほど北原さんから伺った内容のバックボーンがよく理解できました。

人からみると「そんな些細なことで悩むの?」ってことで心を病む場合がある。
特別な目標もなく毎日をだらりだらりと生きてきて既製品の就活を行って会社に入る。特別何をやりたいというわけでもない。
北原さんは200社も面談する中で、働くコトとは何か?を深く考えるようになります。そして最終的に内定をもらった1社を辞退して起業する道を選びます。

現代はさまざまな働き方もあり、自分で起業して独立するという生き方も珍しくはありません。また従来通り、会社に就職して組織人として生きていくやり方も大半の人が選択しています。

企業に入って組織人となると「自分らしさ」を求めることはまだまだ困難です。心が折れることも多々あります。そんな時に自分とどう向き合うのか、どういう心構えでいればいいのか、北原さんの体験から語られています。

これから社会へ出ようとしている学生さんのみならず、会社で働いている組織人の人にとってもこの本は、生き方や働き方について再考するいいきっかけになるはずです。

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