シブヤ大学視察

授業会場

塩尻市まちづくりチャレンジ事業「ここ信州にソーシャル系市民大学をつくろう」プロジェクトで、先行事例のシブヤ大学さんの視察に行ってきました。

シブヤ大学というと、昨今流行っているコミュニティ大学、ソーシャル系大学の先駆けです。
過去にお話をお聞きしたことや、予習として授業コーディネーターの花輪さんからレクチャーを受けていましたが、実際に1日の授業を体験できるまたとない機会でした。

10時からのボランティアスタッフの説明会に参加し、昼過ぎ14時から授業には3班に分かれて参加。
授業後は、代表である左京さんとの質疑応答。その後、今日の授業の振り返り会と、まるまる1日かけてどのようにシブ大の授業が行われているかを実体験させてもらいました。

初めて参加するボランティアスタッフへの説明もそうでしたし、授業後の振り返り会でも、終始明るい楽しい雰囲気。司会をされていた事務局長の榎本さんのファシリテーションの上手さが目にとまりました。

代表の左京さんとの質疑では、これから僕たちがやっていくにあたって、目的は何か。何のために市民大学を塩尻に作ろうとしているのかというミッションをはっきりさせないと、話が進まないというアドバイスを受け、確かにそうだって思いました。
お客さんは誰で、どのようなことを提供したいのか?
基本である、「誰に、何を、どのように、その効果は?」を改めて再考したいと思います。

「街ゼミと市民大学ってどう違うと思いますか?」との質問に、
「よく、○○との比較って聞かれるんですが、よくわからないんです。そんなこと考えたこと無くて。
自分たちがシブヤ大学を立ち上げたときは前例もありませんでしたし、
自分たちがこうしたいって目的を実現するために動いてきただけであって、後になって、まわりがソーシャル系大学とかコミュニティ大学とか言ってるだけで、あまりそういうのに興味はありません。」

う〜〜ん、安易にベンチマークしていいとこ取りしようと考えてた自分の思考に、がつ〜んってきました。
僕たちの市民大学が何をしたいのか、が大事なんだってこと。
これだけでも大きな収穫です。

1日を通して参加して、ボランティアスタッフのみなさんが振り返り会で笑顔で自分言葉で話してたこと、こういった体験を得ることで何かを掴みたいって思いが伝わってきました。
他にも、いろんな工夫、言葉の言い回し、基本的な考えなどいっぱいいっぱい見ることができました。

運のいいことに、今月はシブ大が出来て8周年!
授業もいつもの月より多く開催されている時に視察できて、その熱気、パッションに触れることができ、
ものすごく刺激を受け、現プロジェクトに活かせる体験をさせてもらいました。

シブ大、すごいです!

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