ワークライフバランス 二者択一?両取り?

「ワークライフバランス」について考える第2弾です。

ダニエル・ピンクは著書「フリーエージェント社会の到来」の中で、「ワークライフ・ブレンド」といっています。
ブレンド=インテグレートする、両取りする、という意味です。
こちらの方が「仕事と生活の調和」の定義にあってます。

バランスをとるというのは、本来違うものを足し引きしながら調整するイメージです。
小学校にあるシーソーで右と左に乗った子供たちがシーソーを真っ直ぐにするために、乗る位置を近づけたり遠ざけたりします。

僕らが暮らしている現在は、仕事は仕事、家庭は家庭というふうに切り分けしにくいのが現状です。
昔の工場労働者のように生産設備が工場にあってそこに出向かないと仕事ができない時代なら、それこそ家庭に戻ればイヤでも仕事ができません。
しかし現在の私達の多くは知識労働をしているので、自分の頭1つあればどこでも仕事ができます。会社から帰宅したからといって仕事のことを100%すっきり考えないことはないでしょう。

仕事の定義も変わってきています。生きるため、お金を稼ぐためという目的は大きくありますが、働くことに意味、意義を求めるようになりました。こうなると仕事=人生そのものです。それをバランスをとるという表現では表現できませんし、二者択一ではなく、両取りしないと、人生を有意義に過ごせません。

僕たちは自分たちの暮らしの「ブレンド」を真剣に考える時期にきています。
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