君は生き延びることができるか・・・

野村総合研究所が12月2日に発表したニュースリリースが興味深い。

代替可能な職業「日本の労働人口の49%が人工知能やロボット等で代替可能に」というショッキングなタイトルです。
日本国内の601の業種の約半分が人間ではなく、機械で処理可能になるという。
この手の話は昔からよく聞きますが、今回具体的に職種名まで公表されているところがエグいですね。

もともと高齢化が進む日本で労働人口減少を補うための機械化の影響を調べるための調査ですが、結果としては半分の仕事は機械化できるとう内容。
産業革命時は機械化、工業化によって労働力が必要になり就労人口が増えましたが、現代は機械化、自動化によってますます人間のやる仕事が減る一方です。

どんな業種が機械に代わられるのか?
必ずしも特別な知識やスキルが必要ない職業だけでなく、データ分析や秩序的・体系的操作が必要な職業も危ないみたい。
具体的には、IC生産オペレーター、一般事務員、電車運転士、駅務員、スーパー店員、行政事務員、銀行窓口係・・・
行政事務員ってあるのは、なんといっていいやら・・・
また製造に携わる工員も出てきますが、これは単純作業であり、匠に域に達している方々は創造的な仕事に入ると思います。

逆に生き残るのは、創造性、協調性が必要な業務や非定型な業務。
アートディレクター、バーテンダー、美容師、フリーライター、ペンション経営者、観光バスガイド、経営コンサルタント、ソムリエ・・・

こうしてみていくと、個人事業主や小規模事業者向きの職種が多いと気づきます。
会社勤めだけに安住していては、自らのスキルを生き残る方向に意識的にもっていかないと組織の役割として代替可能な仕事ばっかりやらされるはめになるかもしれません。

あくまでも仮説ですからこうはならないと思います。
しかし、あなたにしかできないスキルを身につけることの必要性は痛いほどわかりますね。

https://www.nri.com/jp/news/2015/151202_1.aspx

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