小規模事業者持続化補助金コロナ特別対応型は狙い目か??

新型コロナウィルス対応のために事業者向けにさまざまな政策が打たれています。

持続化給付金
雇用調整助成金
幹線拡大協力金
新型コロナウィルス感染症対応資金

これらは今の資金繰りを乗り切るために大切なものです。さらに政府はその後の支援策もいくつも出しています。

今回ご紹介するのは、人気の補助金である「小規模事業者持続化補助金」の「コロナ特別対応型」です。

その趣旨は次の通りです。

「新型コロナウイルス感染症が事業環境に与える影響を乗り越えるために前向きな投資を行いながら販路開拓等に取り組む事業者への重点的な支援を図ります」

小規模事業者持続化補助金にも「コロナ加点」がありましたが、このコロナ特別対応型はそれよりも使い勝手がよくなっています。

では小規模事業者持続化補助金(一般型)とこのコロナ特別対応型は何が違うのか?

①補助率は2/3だが、補助上限額は100万円(一般型は50万円)

②2020年2月18日以降の経費が対象(交付決定を待たなくてよい)

申請書はたったの5枚(というか、5枚までの縛りがある)

 

どうですか、かなり緩いという言い方はいけませんが、利用しやすいものになっています。やはりこれだけコロナ禍が長引いているので一般型のコロナ加点だけでは使い勝手が悪かったのではないでしょうか?

 

ただし使い道が以下の3つ限定されています。(補助対象経費の1/6以上)

A:サプライチェーンの毀損への対応
 顧客への製品供給を継続するために必要な設備投資や製品開発を行うこと
B:非対面型ビジネスモデルへの転換
 非対面・遠隔でサービス提供するためのビジネスモデルへ転換するための設備・システム投資を行うこと
C:テレワーク環境の整備
 従業員がテレワークを実践できるような環境を整備すること
 ※補助対象期間内に、少なくとも1回以上、テレワークを実施する必要があります。

 

とはいっても、B:非対面型ビジネスモデルへの転換C:テレワーク環境の整備は普通に小規模事業者持続化補助金でも行う補助事業ではないでしょうか?

下手にIT導入補助金を使うよりは、テレワークの導入なんてこのコロナ特別対応型の方が利用しやすいのではないでしょうか?

また、現在はコロナ禍の下、補助金申請者数も少ない状況です。昨年の消費税10%の際の小規模事業者持続化補助金の採択率が約9割近くと高かったことを考えると、このコロナ特別対応型もそうとう期待できるかもしれません。

 

今を乗り切ることが一番大切ですが、それを含めて前向きな投資を考えられてる事業者のみなさんは、ぜひこの「小規模事業者持続化補助金コロナ特別対応型」に目を通してみてください。

 

 

小規模事業者持続化補助金 実施年度メニュー
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