池袋ウエストゲートパーク

池袋西口公園

3年半ぶりの新刊!
本屋で見つけたときは興奮しました、即買いです。

今回のテーマは、脱法ドラッグ、ギャンブル依存症、コワーキングスペース、ヘイトスピーチ。
どれもこれも現代を切り取った話題ばっかりなのはいつものこと。これらに主人公のマコト(真島誠)が挑んでいく。
マコトももう20代後半の歳。ガキとはいってられない年代である。

初刊の「池袋ウエストゲートパーク」が1997年。もう17年も前である。当時高卒だったマコトも歳をとるはずである。

初期の頃の作品よりも、マコトもGボーイズのキング・タカシも行動が大人になっている。むちゃくちゃなことはあまりしなくなった。それでも池袋ウエストゲートパーク(IWGP)シリーズの醸し出すストリート感、街の猥雑さは変わらない。

先日、新刊を読んだこともあって、池袋西口公園に行ってみた。
昼間からビール飲んでるじぃさんや、寝っ転がってる浮浪者、禁煙エリアには男女含めたサラリーマンの群れ。
いい感じで池袋であった。

誰にも嘘をつかずに毎日生きていけたら、どれだけ安心できるか。もう自分を大きく見せることも、有能な振りも必要ないんです。
おれたちは誰もが「自分を大きく見せる病」に感染しているのだから。
「ギャンブラーズ・ゴールド」より

おれには格差社会というのは、自分より下の人間にはどんなひどいことをしてもいい社会に見える。
ネットを開くと憎しみの言葉が泥の奔流のようにあふれだしてくる。
「憎悪のパレード」より

池袋ウエストゲートパーク 11

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