純粋でポップな限界のまちづくり

「なんか、まちづくりって、専門家とか人気者にしかできないもののように見えて、私からは遠く感じるんですよね」

このつぶやきから始める「モテるまちづくり2」。

まちづくりがソーシャル系のかっこいいイメージになって、地方都市でも都会の有名大学の学生が地域課題解決のために訪れたり、ちょっと飛んだイメージの大学教授や専門家が海外の事例を話したり、地元の雰囲気との格差をものすごく感じています。

普通に意識せずに生活することによる副産物(結合生産)も立派な「まちづくり」なんだとする「まちづくり0.0」を認知できれば、キラキラしたまちづくりへの違和感も減少すると思います。

僕自身は、地元の課題は地元に住んでいる「住民」が主体的に解決するしかないと思っています。その過程で専門家などの手を借りることは大事ですが、主役はあくまでも専門家でも一部のリーダーでもありません。「住民」です。

そして「まちづくり」で「メシを食う」、「持続化する」ことがただの善意だけの活動だけでは難しいことも事実です。この課題は経営コンサルタント業を生業としている僕にとって、企業を支援することと同じく大きな課題です。

「もったいない企業をもったいある企業にする」が今年の僕のスローガン。
「もったいない地元をもったいある地元にする」ことも取り組んでいきたいです。

3月に予定している「モテるまちづくり2」の著者の谷さんの講演会は、まちづくりを考える新しい切り口をみなさんと共有できる場かもしれません。とても楽しみです。

 

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