補助金申請書のストーリー

先日、商工会議所管轄分の小規模事業者持続化補助金の申請が終わりました。
申請された方、お疲れさまです。

商工会管轄分は、この6月28日の1次締切、そして7月31日の2次締切と
まだ時間があります。

1次締切に申請される方は書かれた申請書のチェックとして、
2次締切の方はこれから書くにあたって
申請書のストーリーを確認してください。

ただだらだらと書いてもダメで、
なぜ、あなたの申請は必要で効果があるのかを伝えなければいけません。

①内部環境分析

・どんな会社なのか?
 審査者はあなたの会社を知りません。そもそも誰なのか伝えましょう。
・自社の強み
 あなたの会社の強みはどこか?この強みがあるから補助事業が有効になるわけです。
 そしてこの強みは市場のニーズに合っていないといけません。

②外部環境分析

・市場のニーズ
 これから行う補助事業は市場から欲されていることを書きます。
 客観的な調査統計資料だけでなく、あなたがお客さまから直接聞いた声があるといいですね。
 また市場が変化していることなどもわかるといいです。

③市場と自社とのギャップ

・あなたの会社はこれまで事業に取り組んできたが、
 市場のニーズが変わってきたので、それに対応しないといけない。
 せっかくの強みも生かし切れない状況である。
 この市場と自社とのギャップが課題です。
 この課題を解決するために補助事業をやるのです。

④補助事業の内容

・課題解決の手段が補助事業です。
 しかも、単に設備を導入すれば他社でも同じ効果が得られるではいけません。
 あなたの会社の強みがあるから導入した設備が生きるのです!
 でなければ、どこだって同じ結果が得られます。
 あなたの会社だから効果的に事業が行えることを伝えましょう。

⑤補助事業の成果

・市場のニーズに対応し、販路開拓ができたり、売上が向上したりする結果を書きます。
 課題で述べたことが解決しないといけません。
 できれば、短期的な課題の解決と長期的なビジョンがあるとよりいいです。

 

このようなストーリー展開で申請書が書ければ読み手側は理解しやすいものとなります。
小規模事業者持続化補助金だけでなく、「ものづくり補助金」も基本的には同じ流れとなります。

商工会管轄のみなさん、がんばってください!

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