起業に至るまでの4つのステージ シリーズ中小企業白書白書2014より(3)

起業に至るまでのステージ

中小企業白書では、起業に至るまでのステージを

1.起業無関心層
2.潜在的起業希望者
3-1.起業希望者(初期起業準備者)
3-2.起業希望者(起業準備者)
4.起業家

と5つに分けて分析しています。

第3-2-11図起業までの四つのステージ

潜在的起業希望者とは、「起業を将来の選択肢の一つとして認識しているが、現時点では何ら準備をしていない者」。
初期起業準備者とは、「起業したいとは考えており、他者への相談や情報収集を行ってはいるものの、事業計画の策定等、具体 的な準備を行っていない者」。
起業準備者とは、「起業に向けて具体的な準備をしている者」。

潜在的起業希望者が127万人、そのうちの2/3の84万人が初期起業準備者。
初期起業準備者の半分が起業準備者42万人となり、さらにその半分の22万人が起業しているのが現状と推測されています。

起業を意識して、その半数が具体的な準備に移り、さらにその半分が起業に至る。
逆の見方をすると、起業を意識して、半分は意識しただけで終わり、具体的準備をしても半分は起業していないと言える。

それぞれのステージで、起業を意識した理由、あきらめた理由を見ていくと起業に至るまでの課題が見えてくる。

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