[1027] 伝えることから始めよう~ジャパネット高田明社長の本

テレビショッピングで有名な「ジャパネットたかた」の前社長、高田明さんの著書になります。

長崎の平戸から今では全国的にテレビ、ラジオショッピングの通販会社になったジャパネット。おなじみの甲高い声での通販説明はみなさんも記憶に新しいと思います。

全国どこにでもあるナショナル商品を、実物を手に取らないで購入していただく話術には興味がありました。しかし僕が考えていたテクニック的なことではなく、そこには高田社長の生き様、顧客に対する考え方がはっきりとありました。

伝えることではなく、伝わること。伝えたつもりではダメ。

話がうまいとか下手とかではなく、わかりやすく伝えること。さらに面白く伝える。何を伝えたいか明確に意識し、伝えたいことを絞ること。
ジョブズみたいにプレゼンが上手いにこしたことはないが、こちらがパッションを持って相手を思って伝えたいと思う気持ちがまず大事。

ハード(商品)の価値は、ソフト(使い方)を提案することでどんどんあがっていく。

その商品の機能や性能ではなく、どんな人がそんな生活シーンで使うことでより輝くのか?生活が豊かになるのかを常に考えること。プロダクトアウトではなく、利用シーンを考えお客様の生活がどのように変わるのかを提案する。

夢や希望は途中で変えていい

夢は途中で変えていい。実現できないとわかったら、それで全部を辞めるのではなく、新しい夢を持てばいいじゃないですか。そうしなければ、夢や目標を持ち続けるなんてできませんよ。

 

これらはほんの一部ですが、難しい理論や学者が説いているのではなく、佐世保の一企業の社長の言葉だからこそ、専門用語でわかったつもりになっていたものが腑に落ちる感じがしました。

わかりやすく伝える、生活がどうかわるか?、諦めなくて新しい夢を持てばいい、
これら3つだけでもこの本を読んで大収穫です。

前向きになれるお勧め本です。

 

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