ちえてらすコンサルティング

まちゼミってご存知ですか?信州まちゼミサミット

2013-11-22 14.51.19

まちゼミってご存じですか?
ここ塩尻でも2回ほど開催されているのですが、商店街のお店の店主が先生になって小さな講座を設けるものです。

このまちゼミ、発祥の地である愛知県岡崎市では10年以上続いているものなんです。そしてその活動が全国に広がっています。
今回、長野県内でまちゼミを開催している市町村が集まってのサミット、県内からは千曲市、須坂市、中野市、諏訪市などのから参加があり、本家の岡崎市からも講師の方を招いて開催されました。

岡崎まちゼミの会代表の松井さんの基調講演はとても熱かったです。
まちゼミ魂を第1に伝えていただきました。

「まちゼミは、三方よしの精神でやっています。
まずは、㈰お客様の満足・幸せ、そして㈪個店の新規客・売上、そして㈫街の発展・活性化。
イベントの開催も大切なのですが、実際はイベントには人が集まりますが、普段は人があまり集まりません。まちゼミは、来街者を増やすのでは無く、来店者を増やすことが目的です。また開催するにあたっては個店が無理がなくでき継続することです。
モノや商品の説明ではなく、個店の店主の個性を伝えファンになってもらうことが1番の狙いです。実際に売り込みをしなくても、かえって売り込みしないほうが売上が伸びます。

まちゼミ来店者の2割が実際に購入してもらえたり、万年筆屋さんが、1年で600本近く販売したり、薬屋さんも売上が1.7倍になったりなど、まちゼミを継続することで成果がでている例もたくさんあります。
どれだけ真剣に個店がお客様に来ていただきたいと考えるかが重要です。」

基調講演に続いて分科会にはいりました。私が参加したのは「まちゼミとは」(初心者編)ということで、基調講演に続き岡崎まちゼミの会代表の松井さんのお話しをお聴きしました。

「まちゼミにはいろんなルールや方法があるのですが、それらはこの10年に亘る経験やいろんな地方のまちゼミとの連携から生まれたもので、その背景を知るとなるほどなるほどと引きこまれていきます。なぜ、無料なのか?参加者が3〜4人と少数の方がいいのはなぜか?ゼミ時間が60〜90分なのは?
その裏側の理由、知りたいですよね!

手法だけを真似ても成果もでないし、長続きしません。まちゼミの魂と10年間培ってきた消費者の声を反映させた今のルールを理解してもらいたい。」

「昔は、商店街のライバルと言えば郊外の大型店舗でしたが、それが最近ではネットショップに変わってきています。
大規模店舗やネット点に対し、小さなお店のこだわり、個性、希少性、対面販売による直接のコミュニケーションなどが大切だってことを具現化している活動がまちゼミです。」

第3部のパネルディスカッションでは各地のまちゼミの取り組みや質疑応答が行われ、まちゼミに参加した個店のみなさんからも積極的な発言があり、成果が出ていることを感じさせられました。

集まった長野県各所での取組の話も、それぞれの地域性を生かしたものでした。まちゼミ参加者を1000人集めた松本市の取組と小さな街下諏訪町の取組はこれまた違います。
共通しているのは、個店の店主が本当に危機感を持って望んでいる取組は成果がでていることです。
商店街の活性化はとても難しい問題ですが、まちゼミといった活動を通じて新たな突破口が見いだせるかもしれません。

まず、お客様に自分のお店、自分を知ってもらいファンになってもらうこと。
大規模店でのセルフ販売では得られない、知識やコミュニケーションの場としての地元商店街の役割の復活です。

こういった企画を実現した塩尻商工会議所のみなさんの尽力には頭が下がります。
みなさんのお話を聞いてて涙腺が熱くなってしまいました。

来年は、全国版サミットが岡崎で開催されるそうです。
よりいっそうまちゼミが広がっていくことでしょう。

信州まちゼミサミット http://www.shiojiri.or.jp/010_contents/010_top/060_event/h25/copy_20131015.html
2013-11-22 14.42.41