ちえてらすコンサルティング

グループ名義で銀行口座をつくりたい

■「人格なき社団」とは?

「経営者インタビュー」は市のまちづくり制度を利用させてもらって助成金をいただいての事業です。
その助成金を受け取る銀行口座を個人名義のものにしていたのですが、この口座をグループ名にできないか調べてみました。

つまり、「プロボノグループ パレット」という口座ができないかってこと。

これは個人事業主や会社であれば「屋号」や「商号」となるのですが、まだ起業してないし、市民活動団体=グループの状態です。
こういった個人事業主でもなく、法人でもないけど、一定の目的をもって集まっている集団のことを専門用語で「人格なき社団」っていいます。社団っていうと会社みたいなイメージですが、社団とは「一定の目的をもって集まっている人の集団」のことなんです。会社のことじゃないんですね。

国税庁のホームページには、
「多数の者が一定の目的を達成するために結合した団体のうち法人格を有しないもので、単なる個人の集合体でなく、団体としての組織を有し統一された意思の下にその構成員の個性を超越して活動を行うもの」
とあります。よけい難しいですね。社団で法人のものは「一般社団法人」となります。

人格なき社団の具体例をあげると、町内会、PTA、マンション管理組合、クラブ・・・、普通に「人格なき社団」っていっぱいあります。
市民活動団体である「プロボノグループ パレット」は人格なき社団にあたります。

■ゆうちょ銀行での口座開設

ゆうちょ銀行で「人格なき社団」の口座開設をしましたので、手順やポイントを紹介します。
近所の郵便局で口座開設したのですが、窓口の女性の方は親切丁寧に対応していただけました。

ゆうちょ銀行の窓口に持っていった書類などは、
・グループの規約(代表者の署名捺印あり)
・代表者(口座開設者)の身分証明証(運転免許証)
・印鑑
になります。

「人格なき社団」は「一定の目的を達成するために結合した団体」なので規約が必要だそうです。
あらかじめ作成していた規約を窓口に出したのですが、数点指摘を受けました。

・「事業所」ではなく「所在地」。所在地はフルの住所で書くこと。

(事務所)←これではだめ
第2条 この会の事務所は、塩尻市広丘○○に置く。←住所が番地まで載せていなかった

(所在地)
第2条 この団体を次の所在地に置く。
塩尻市広丘○○111-11

・会則の施行日は書いていたのですが、いつからこの団体があるのかを書いていませんでした。
「設立年月日」を明記します。

(設立年月日)
第18条 本会の設立年月日は平成24年4月1日とする。

・これら会則を代表者が認めた旨の署名捺印が必要です。

平成26年3月13日
塩尻市広丘○○111-11
プロボノグループ パレット 代表者 中村剣(捺印)
尚、この規約の記載内容について事実と相違ないことを証明します。

これらを修正して再度窓口に持っていき、無事に受け取ってもらえました。完成した定款はここをみてください。
また、ゆうちょ銀行の「人格なき社団の規約の確認事項」によると規約の確認のポイントは、
①団体の名称
②所在地(事務局の所在地ではだめで、必ず団体の所在地)
③団体の目的
④構成員の資格
⑤設立年月日(規約施行日と設立年月日は必ずしも一致しない)
⑥記載内容の代表者の証明
です。これの2)と5)を指摘されたことになります。

総合口座利用申込書の記載例はこんな感じです。

総合口座利用申込書

 

通帳の種類を3種類から選べたので高級感のある黒にしました。
このように規約の修正はありましたが、無事に口座名は「プロボノグループ パレット」で開設できました。
どこにも人名は入っていません。通帳の裏面にだけ、「プロボノグループ パレット 代表者 中村剣」と記載されます。
通帳もシックな黒で口座名がグループ名になったので、急に会社っぽい感じがして責任感も増してきました。

通帳1 通帳裏面