ちえてらすコンサルティング

ガンプラのイノベーション

前回に引き続いて「俺たちのガンダムビジネス」からです。
ガンプラ開発における、ここがイノベーションだ、マーケティング手法、仕事に対する姿勢などをまとめました。
同一製品大量生産の時代が終わって、消費者の嗜好が多様化している現在。
小さい会社だからこそできることがたくさんあります。

■ガンプラのイノベーション
・それまでのおもちゃおもちゃしたキャラクターモデルの商品世界に、統一スケールモデルを導入
・主人公メカだけでなく、敵メカも商品化
・武器セットなど、オプションパーツの製品化
・アニメに登場しないメカも独自解釈で商品化

■マーケティング手法
・一握りのマニアの声を聞く(対面、手紙・・・)
・ちょっとした意見にも感じろ
・コアなファンが開発のブレーン
・深化:もっとリアルに MSVシリーズ
・拡大:ターゲット層を変更 SDガンダム
・コラボ:食玩

■仕事のやり方
・「閃き」は、必死の先にある。「思いつき」のようないい加減なものではない。
・「町工場」風土
・「一人体制」:設計・試作はすべて一人で
・分業にすると責任がぼやけてしまうが、一人に責任を持たせると、自分の仕事全部を最後まで自分の責任で行うことができる。
・一人体制のメリットは責任者がはっきりしていることで、個々人の仕事に対する緊張感がより敏感になる
・開発姿勢に大切なのは、必ずしも大衆に融合することではない
・利益が出たら皆に還元する精神
・ひとつの制度の枠に囲まれてしまわず、その都度、判断しながら采配を振るっていた
・「俺の商品」という意識
・責任を持って、最後までやり遂げる姿勢。たとえ失敗したとしても、この精神がある限りドンマイ。

■ガンダムビジネス成功の法則
・クオリティの進化、拡大
・菓子流通への参入
・対象年齢層の拡大
ガンプラの進化ガンプラ進化の例。
最初の出荷ではビームサーベルが2本しか付いてなく、ランドセルに挿すと手に持たせることができなくなってしまう。
ユーザーからの要望で3回めの追加生産の時にビームサーベルを追加した。
この臨機応変な対応が素晴らしい。

「俺たちのガンダム・ビジネス」P88