ちえてらすコンサルティング

[1045] ソムリエ協会の研修②レストランでワインが飲まれなくなったのか?

Why?レストランでワインが飲まれなくなったのか?

①価格が高い(2~3倍)
②飲みたいワインがない(品揃えが少ない)
③サービスをちゃんとしてくれるのか?
④そもそも酔いたくない

最近は宅飲み、家飲みが増えています。
自宅で自分の好きなワインを飲んだ方が、安上がりだしそのまま寝れるし、といいことづくめです。
最近ではワインの値段がすぐわかるアプリもあるので、2000円で買えるのにここでは6000円!となると興ざめします。
僕もお店で買えるワインをレストランで注文するのは好きではありません。知らないワインならいいのですが・・・

これだけインターネットが浸透し、ワインも安く買えるしお料理もデリバリー可能となればレストランでのワイン消費も減る一方です。であれば、どうするか?

①ここでしか食べられないお料理
②お客さまが自分では飲まないワインをお勧めし、ワインとの新しい出会いを作る
③プライベートブランドなどの流通していないワインを提供

書籍はAmazonでなんでも買えますが基本的には指名買いです。書店でぶらぶら棚を眺めながらの偶発的な出会いはネットでは期待できません、それと同じようなことがレストランにも求められるのかもしれません。

Why?ミドルレンジのワインが売れないのか・・・

ミドルレンジとは2000円~のワインのことです。プレミアムレンジとも呼ばれています。
日本では5大シャトーのワインや1000円以下のワインは大いに売れていますが、2000円クラスのワインはあまり売れていないそうです。それはなぜか?

理由は簡単で、5大シャトーのワインは「ブランド力」です。絶対的なブランド力、希少性、出会ったら買っとかないともう出会えないかもしれない商品。逆に格安ワインは、その絶対的な価格訴求力につきます。500円でこの味!これはいい!またこの程度の価格なら失敗しても気にならない、最初から期待していないからです。説明不要なんですよね。

この消費者心理、わかります。
うん万もするワインはそうそう手が出ませんが安心感あります。ワイン初心者の普段飲みの380円のチリなんかどうでもいい感じです。
でも、2000~3000円クラスのワインとなると、おいそれと買えません。選択基準がないんです。どういったところのどういったワインでこんなにいいんですよ~、と言った「物語性」が必要になります。説明が必要になります。ストーリーを語ることがソムリエの役割です。

また全世界的にインターナショナルからローカルへと移行しており多様性が重視されだしています。
フランスのボルドーみたいなナショナルブランドだけでなく、もっと地元のその地域ならではのもの。バラエタルワインではなくブレンドされた地域色が色濃くでたものがようなってきているそうです。リージョンが狭くなってきていると言えます。

長野ワインではなく、塩尻ワイン。先日のワインコンクールで金賞をとってのも「シャトー・メルシャン 北信シャルドネ RDC 千曲川右岸収穫 2015年」「シャトー・メルシャン 北信シャルドネ RGC 千曲川左岸収穫 2015年」と、千曲川の右岸・左岸と別々の醸造する凝りようです。

ワイン業界は面白くなってきてます。大量生産ではなくクラフトマンシップの一点物ではないですが、価値観が変わってきているのがわかります。