町を住みこなす

新聞の書評で見つけた本です。タイトルの「住みこなす」に惹かれました。

何かしら地域活性化の本かと思ったらちょっと予想を裏切られる内容。著者は建築関係の大学教授で、この本には戦前から戦後、そして今に至る住宅政策の歴史、その意図や効果から始まり、3.11の震災時の仮設住宅について、そしてニュータウンなどの人口動態を時間軸で見ていきます。

専門的な内容で難しいのですが、これまで単にソーシャルだ、ソーシャル・ビジネスだ!若者の空き家活用などの視点からでなく、「建築計画学」という視点から「まち」を語っています。

個体としての住宅やマンションだけでなく、そこで生活していく人々を含めた「まち」の機能を、時間軸で感あげることは新しい発見でした。

「時間」「家族」「居場所」などの主要キーワードから、これからの高齢化社会に対応するまちづくり、そしてそのまちを「住みこなす」「住みこなせる」まちづくりが提案されています。

まちづくりにおいて「住みこなせる」まちづくりが、そこで生活する人々の活性化の基盤かもしれません。

偶然にも著者と僕は同年齢でかつ同郷でした!
この本との出会いも面白い巡り合わせだと感じました。