
WordPressの動く仕組み
前回WordPressって何でもできちゃうっていうお話しをしました。何でもできるようになっているのはそれなりの仕組みがあるからです。その仕組みをお話しします。
WordPressのようなシステムをCMS(Contents Manageent System:コンテンツ・マネージメント・システム)と呼びます。CMSはわりと昔からあるもので、そもそもはコンテンツ(具)と見せ方を分けるために開発されました。
具と見せ方を分けるとはどういうことか?
HTMLでホームページを作るとコンテンツとその見せ方は1つになってしまいます。
<b>大文字</b> → 大文字
<font color=red>赤色</font> → 赤色
みたいに、中身の具(”大文字”とか”赤色”といった文字列)と、それをどう表現するかのHTMLが混在しています。
これでは、”太文字”を太文字じゃなくしたり、”赤色”を青色にしようとすると、HTMLファイルを書き換えないといけません。コンテンツは同じなのにです。
もともとHTMLはHyper Text Markup Languageといってテキストを装飾する言語ですから、具材と見せ方が1つになっているものだったのです。
WordPressでは、具材であるコンテンツはデータベースの中に保管しておき、見せ方は自由にテーマという仕組みをつかって変更させます。具材のデータベースは一切変更することなく、見せ方はテーマを変更するだけでOKです。テーマを変えればPC用、スマホ用とかにすることもできます。
機能を追加する際も、WordPress本体を直接いじって機能追加していってしまうと本体が巨大化したりちょっとしたバグでエラーが出てしまったり、そのエラーの特定が難しかったりととても運用が困難になってきます。そこでWordPress本体とは別プログラム=プラグインとして様々な機能を追加できるようになっています。
僕たちは必要なテーマやプラグインを適用することでWordPressを自分の思い通りにカスタマイズできるようになります。
そのようなテーマやプラグインが豊富に揃っていることがWordPress利用の最大の利点と思います。