Office365(3)SharePointOnlineってまんまSharePoint2013!

Office365は4つのサービスから構成されています。

・Exchange Online(メール、予定表共有、施設予約、連絡先管理)
・SharePoint Online(掲示板、情報共有、文書管理、SkyDrive)
・Lync Online(オンライン会議、在席情報)
・Office Web Apps、Office 365 ProPlus(ワープロ、表計算、プレゼンテーションのWeb版とデスクトップ版)

”サイト”や”SkyDrive”はSharePointOnlineで実装されており、その”SharePoint Online”は、まんまオンプレミスのSharePoint2013をクラウド上で提供しているものです。
SharePointサーバー利用経験があり、SharePointのメニュー体系や構造体系を理解しているのであれば操作に迷いは少ないですが、初めてSharePoint触れる利用者が使えるか?というと相当に敷居が高いものと考えられます。

そもそもSharePointは、サイトコレクション→サブサイトという管理構造があり、サイト単位でドキュメントライブラリーやリスト、ページといった構成要素がぶら下がっています。まず、これらの関係性を理解しないと自分が何を操作しているのかがわからなくなってしまいます。

単にOfficeアプリを使う、DropBoxの代わりにSkyDriveを使うといったレベルなら問題ありませんが、SharePoint Onlineの本当の使い方となるとそう簡単ではありません。マイクロソフトもよくこれを提供したものです。
ここいらは、GoogleAppsの方がこなれてる感があります。普通の中小企業がすぐに理解できる代物とは考えられません。

ところで、Office365の各サービスのURLをみてみると関係性を垣間見ることができます。

ドメイン名をname.onmicrosoft.comとし、ユーザー名がuser場合、

・portal.microsoftonline.com/ 管理者(管理画面)
・name.sharepoint.com/ チームサイト、新しいサイト
・name-public.sharepoint.com/ パブリックサイト
・name-my.sharepoint.com/ ニュースフィード、自分について
・name-my.sharepoint.com/personal/user_name_onmicrosoft_com/ SkyDrive、サイト管理画面
・www.outlook.com/owa/name.onmicrosoft.com/ Outlook、予定表、People

と複数のドメインが登場します。

Exchange Onlineは完全に別ドメインになっていてサービスのみを利用する形態だとわかります。
パブリックサイトも明示的に別ドメインname-public~になっています。
ニュースフィードやSkyDriveなど個人ごとのサービスはURLにユーザー名が含まれています。

Small Business Premiumではサイトコレクションが1つ(name.sharepoint.com)しか持てず、このトップサイトのテンプレートはチームサイトです。トップレベルサイト配下にサブサイト(name.sharepoint.com/subsite)として新しいサイトを構築していくことになります。

Share Point Onlineサービスについては、今後も情報出しをおこなっていきます。

サイト構造

Office365を使う上での技術資料のいくつかを下記にあげておきます。

・チーム サイトの構造とコンテンツの計画を立てる
http://office.microsoft.com/ja-jp/sharepoint-online-small-business-help/HA102034535.aspx
・Microsoft Office 365 関連資料一覧
http://www.microsoft.com/ja-jp/office/365/learning-document.aspx
・Office 365 for Professional and Small Business の技術資料
http://community.office365.com/ja-jp/wikis/release-notes/405.aspx

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