9月5日から4回シリーズで開催した須坂商工会議所の知的資産経営入門セミナー。「事業価値を高める経営レポート」の作成を通じて、自社の強み、将来に向けてのビジョンを考えるセミナーです。
事業承継する若手の方たちを中心に参加していたできました。
なかなか普段自社のことを振り返ることや、現社長と話しをする機会も少ないこともあって、本セミナーでの内部環境分析を通じて初めて知ったことも多かったみたいです。
内部環境分析、外部環境分析を行い、SWOT分析の実施。何が自社の強みなのか?小さな企業の多くはこれまでやってきた現社長の人的資本や取引先との関係性資本が強みです。それをどう承継するのか?ビジネス環境が変わる中で、これからどうやっていけばいいのか?セミナーを通じて、真剣に向かい合っていただきました。
一般的な財務視点が多くを占める経営計画書作成ではなく、その前段階、自社の土台を確認できることが、知的資産経営レポートのよいところです。計画を建てる根拠がわかります。
最終回の第4回目は、それぞれの「事業価値を高める経営レポート」を発表してもらい、意見交換を行いました。今回のセミナーでは、事業承継予定の若い2名も参加していただいたことから、
「将来の自分・自社について真剣に考えることができました。」
「経営計画というと財務のイメージが強かったのですが、会社のもつ見えない部分を可視化することができました。」
との感想をいただき、狙い以上の成果がでたのではないかと思います。
次のステップとしては、今回作成したレポートをもとに財務的視点をいれた経営計画書をつくれたらと思います。
知的資産経営報告書を作ることで、絵空事の数字だけでない本当の経営計画書を作成する土台を気づける(築ける)と思います。ぜひ一度、資料をご覧下さい。
事業価値を高める経営レポート 作成マニュアル改訂版http://www.smrj.go.jp/tool/supporter/soft_asset1/index.html