GWに福岡に実家に帰ってきました。
長野県塩尻市から実家の福岡県広川町まで約1000km。これまでは松本空港から飛行機か、JRでしなの~新幹線でした。
今回は名古屋で金猿くらぶがあったこともあり自家用車で帰省することにして、大阪からフェリーを使うことにしました。
大阪~門司までを結ぶ阪九フェリー。子供の頃からテレビCMで知ってはいましたが乗るのは初めてです。大阪17:30出港、門司には翌朝6時着の約12時間の船旅です。
みなさんもフェリーにはなかなか乗る機会がないのではないですか?僕自身も子供の頃、鹿児島市から桜島までのフェリーに乗ったくらいです。桜島フェリーは移動のためのフェリー、阪九フェリーは12時間もの船旅。乗ってみてわかったのですが、阪九フェリーの12時間の船旅はいわば、瀬戸内海クルージングです。(ちょっと言い過ぎか)
ジムニーと僕とで乗船料金は15,000円くらいです。
僕1人の乗船料金+車を運ぶ運賃+一晩の宿泊費と考えると高くはありません。
寝るところはいろいろランクがありますが、僕のはスタンダード洋室といって、いわゆるカプセルホテルみたいなスペースです。
12時間の船旅なので、フェリー内にはレストラン、ゲームセンター、入浴施設とあり、動くホテルって感じです。1泊するのが船の動くホテルと思えます。飛行機で90分くらいでずばっと移動するのもいいですが、ゆったりと瀬戸内海を楽しむクルージングと思えばなんと贅沢なものでしょう。
乗船してすぐにさっそく浴場へ。露天風呂もあり海上を進む景色を見ながらの入浴は初体験です。海に面した温泉はいろいろありますが、海上の露天風呂、大海原を見ながらの入浴は最高ですよ。
そして風呂上がりは甲板に出てビールをいただく。
至福の時間です。瀬戸大橋を通過するまでの小一時間甲板にいたので、すっかり身体も冷えてしまいましたが、これぞクルージング?と楽しめました。
船内ではミニコンサートも催され、レストランでお酒を飲みながらの食事。
レストランはそんな凝った料理が無かったのがちょっと残念ですが、スキー場のレストランよりはぜんぜんマシです。できれば、大阪と九州のうまかもんをメニューに取り入れたらいいのにと診断士的視点で見てしまいました。
飲んだ後は、自分の寝床のカプセルルーム戻って熟睡。
翌朝、5時過ぎに朝風呂を浴びて外を見ると水平線から登ってくる真っ赤な太陽が拝めました。
この光景だけでも船旅~って感じがします。
阪九フェリーの12時間の船旅は、豪華客船でのクルージングは知りませんが、十分に楽しめる異空間でした。
ゆっくり時間を使えるのであれば、大阪~九州のフェリー利用は逆に贅沢なものです。