ホームページの運用についてです。
ホームページは作ってからがスタートです。これも僕がいつも話していることですが、
「ホームページを作ることは家を建てることと同じで、住んでみてからいろいろ見えてくる」ものです。
だから作って終わりの業者は避けてくださいね。
ホームページを作る目的は自店を知ってもらうこともありますが、実際に商品を販売したいってのもあります。
ここで一番勘違いしてもらいたくないのは、インターネットで商品を売るからショッピングカートやクレジット決済機能が必要なので実装してしまうことです。
こんな例があります。以前、老夫婦が経営するお饅頭屋さんがあり店頭売りだけでなく販路を拡大しようとしていました。その老夫婦はパソコンは少しは使えますが、苦手でパソコンも遅いものした。どこかのホームページコンサルタントからネット販売をやるならショッピングカートやクレジット決済機能が必要だと提案を受けていました。僕は速攻でその提案を止めさせました。そんな機能をつけてもどう考えても運用できません。相手のレベルや店舗の営業状況を考えずによく提案できたものです。実際こんなホームページコンサルタントはごまんといます。
かわりにFAX注文票をPDFで掲載することにしました。これで十分です。FAXならこれまでも注文を受けていたし、ご高齢の夫婦にはパソコンのメールよりも「紙」の方が確実です。別の事例では、旅館業をやっているところが、じゃらんや楽天トラベルを利用しているが、実際の予約は代行業者が間に入ってFAXでもらっているという例もあります。
商業界で日野先生も書かれていますが、「身の丈に合ったことからで大丈夫」。
だからこそ、相談する業者を選ぶさいにはあなたの事業を分析し理解できるかが大切です。