大学生の就活の話題やブラック企業など「働く」ことに関するニュースに溢れています。
でも、これらはどれも従業員の話題です。従業員とは「雇われる」働き方です。
企業もその規模は千差万別で、大きいところもあれば小さいところもあります。
「働き方を考える」シリーズの第1回目は、そもそもの前提となる企業数や従業員数について認識を合わせたいと思います。
中小企業・大企業の定義
そもそも大企業、中小企業とはどういった定義なのでしょうか?中小企業基本法で以下のように定められています。

中小企業の定義
業種別に違ってはいますが、従業員が300名以上いれば大企業となります。逆に小規模企業者=小規模事業者となると、概ね5人くらいの企業となります。
この会社には個人事業主も入っているので会社だけとは限りません。
中小企業・大企業の数
次に会社数や従業員数をみてみます。
企業数
大企業 | 11,110 | 0.3% |
中小企業 | 3,809,228 | 99.7% |
(内、小規模企業) | 3,252,254 | 85.1% |
合計 | 3,820,338 |
従業員数
大企業 | 14,146,587 | 34.8% |
中小企業 | 26,466,676 | 65.2% |
(内、小規模企業) | 5,920,617 | 14.6% |
合計 | 40,613,263 |
企業数でいうと大企業はたったの0.3%!しかも85%が小規模事業者が占めていることになります。
逆に従業員数では、大企業が35%、中規模企業が50%で、小規模事業者は15%となります。
大企業で働いているビジネスマンって10人中3人なんですね。