ここまでのデータをみるとクラウドワーカーは過去1年で3倍成長の90万人、クライアントは2.4倍の12万社、取引金額11億円!さすがこれからはフリーランスの仕事のやり方としてクラウドソーシングを使って全国から仕事を受注する時代だ!と思ってしまいます。
と大々的に記載してあります。月収20万超のワーカーが2倍!になっていると。
で、驚きの事実はこの大々的に2倍超と掲載したスライドにあります。
よ~く見て下さい。月収20万円超ワーカー数。
111人
111人? 単位は人です。
は?最初は数字の間違いかと思ってしまいました。
登録クラウドワーカーは90万人。そのうち安定して収入を得ている月収20万円超のクラウドワーカー数が111人。全体の0.012%です。
確かに前年比2倍超ですが、50人が100人になっただけです。
よ~く計算してみれば、取引金額11億円に対してクラウドワーカーは90万人。単純に割ると1人当たり1222円です。全然まだまだ恒常的に仕事を得る環境にはなっていないと言えます。
単純に金額だけでなく、在宅で外で働けない方や、そもそもクラウドソーシングをメインでやっていない方、趣味の延長線上であまり収入を必要をしていない方など、働き方は千差万別なので、そのような方々に新しい仕事の受注方法を提供していることは確かに働き方革命かもしれません。
しかし、0.012%はあまりにも低い数字です。
この数字は最新決算の2016年9月期第2四半期決算説明資料からは掲載されていません。