特許庁が全国で開催している「知的財産権説明会(初心者向け)」に参加してきました。
中小企業診断士として特許、実用新案、商標などの知的財産権については知っておくべき知識です。受験生時代に勉強はしていて、自分でも商標を取得しているので頭だけの知識ではなかったのですが、法改正もあったことから説明会に出ることにしたものです。
初心者向けとは言っても、3時間半にわたる長丁場。テキストも100ページを超えます。さらに詳しい資料として黄色の冊子も配られましたがこれは260ページ!本当の初心者には辛い内容です。
面白かったのは、特許、意匠、商標の3つを同時に取得している「カドケシ」の話。1つの製品で特許だけではなく、複合的に知的財産権を取得することでがっちり製品を守ることに繋がります。また、昨年4月から始まった音商標、位置商標などの新しい商標。これにはウルトラマンのカラータイマーの音なんてものも申請されています。
知的財産の概要、なぜ知的財産権が必要なのか、特許、実用新案、意匠、商標、不正競争防止法、特許庁の取組、と知的財産権全体を網羅する内容でしたので、復習にもなりましたし、最新の法令の内容、特許庁の各種サービスを知ることができてお客様へのアドバイスに活用できそうです。
これだけの資料をいただけてしかも無料の講習会、ありがたいですね。