知ってました?最近の大学は地域連携に積極的なことを。
第2回対話型WS「新しい製品・サービスを創出し、20~30年後のライフスタイルをデザインしよう!」
12月4日、第2回目の対話型ワークショップ、今回はあがたの森文化会館での開催です。第1回目の松本文化会館の近代的な建物とは180度反対の古い学校の木の教室、文化財だけあってとても趣があります。
第1回で作成した将来ビジョンをもとに5〜6人づつのグループに分かれてコンセプト創出のワークショップを行いました。
ストレスを感じる時は?をテーマにブレインストーミングを実施し、出てきた要素をテーマ分類していきます。
それをもとに具体的な人物像を連想し、どういったシーンでそう感じるのかまで具体化します。
さらに原因をとりのぞく商品やサービスを考えました。
最後には、出てきたアイディアを、道理に合ってる、喜ばれる、かわいい、一か八かの4象限に分類し、発表しあいました。
時間がタイトだったので、ちょっと考えるには窮屈な感はしましたが、どのグループもわいわいがやがや、席から立ち上がってポストイットを貼ったり、動かしたりしてワークしていました。
同質的な人たちのグループでは、ブレストで出てくるアイディアの質は高まる傾向がありますが、飛び抜けたアイディアはあまり期待できないそうです。
いろんな市民が参加し多様性が増すと、出てくるアイディアの平均点は低くなりますが、飛び抜けたアイディア=イノベーションを起こす可能性を高まるそうです。
今回の3時間のワークショップを通して、いろんな職種の方たちとのワークは楽しい知的好奇心のあるものでした。
飛び抜けたアイディアが出たかどうかは??ですが、こういったワークと通じて対話によるイノベーション手法を模索していくことで将来的には一般市民の社会参加に役立てれるはずです。
イノベーションを起こす方法に、今回のように「いかに脳をうまく使うか」といった方法論的なアプローチの他に、先人の残したベストプラクティスの考え方や問題解決方法を応用しようというやり方もあります。旧制ロシアが発祥の「発明的問題解決理論 TRIZ」といいますが、このような科学的に効率的に課題を解決していく方法も合わせて用いれば効果倍増かもしれません。
最近の大学は地域連携に積極的ですし、特に信州大学の地域貢献の評価は高いみたいです。第3回も楽しみです!
http://www.shinshu-u.ac.jp/researchcenter/news/2013/11/055691.html