先週に引き続き補助金申請書のストーリーの重要性の第2弾です。
先週は1つの事業でのストーリーをお話ししましたが、
今回はもう少し目線を上の方から見て時間軸をのばした
観点でのストーリーです。
補助事業は中期計画の一部
補助金申請で実施する補助事業はその事業単独で完結するものではありません。
なんらかの中期計画があって、その一部として行うものです。
中期計画の目標を達成するための過程の通過目標(マイルストーン)が
補助事業となります。
中期計画の長さ
中期計画、長期計画など計画の長さはありますが、
時代の変化が激しい昨今では長期計画よりも中期計画をたてることが多いです。
ただ長い時間軸での到達目標もあるので、第1次中期計画、第2次中期計画といった
ふうの分割しながら進めていくといいでしょう。
だいたい中期計画は3年、長くても5年です。
これまでの取組では対応できないからの補助事業
市場や顧客が変化したのでこれまでの事業とは違った取組を行うこと。
それが申請する補助事業です。
そして中期計画の則り、マイルストーンの1つである補助事業完了後に
行う事業も当然に存在します。
これまでの事業→補助事業→補助事業完了後の事業→中期計画の達成
という全体のストーリーができあがるのです。
前回の補助事業単体でのストーリーと、中期計画を俯瞰したストーリーの
この2つを意識すれば、申請書はばっちりです。