今年の取組み③ 知的資産経営セミナー

今年の取組み第3弾は、須坂商工会議所で開催した「知的資産経営入門セミナー」です。

もう20年以上前から取り組んできているのが「ナレッジ・マネジメント」、日本語では「知的資産経営」というものです。

知的資産というと、特許や商標などの知的財産権のイメージが強いのですが、それは知的資産が最終的に形式知化(=見える化)されているほんの一部のことです。

目に見えない、表にでてきていなかったり、当たり前すぎて意識していないような、社内に眠っている強みを経営に生かしていこうというのが僕の取り組んできた知的資産経営です。

前職時代に、社内に今では懐かしいmixiみたいなSNSをつくって1000人近い社員が書き込みを行い、お互いの困り事を解決していく様を体感しました。組織が意識的に公的にQ&Aサイトをつくっても上手くいくことは少ないです。それよりもSNSの自由な空気の中でいかに社員間のコミュニケーションを高めていくか?場づくりが大切なんです。

そんな経験から僕の経営コンサルティングの根底には知的資産経営があって、それを効率的に実現するためにITがあるというスタイルをとっています。

今回は須坂商工会議所さんから知的資産経営セミナーを依頼していただき、若き次世代経営者と自社のことを知的資産の側面からあらためて考えることができました。

数字面の財務諸表の裏側、その数字の理由として「事業価値を高める経営レポート(知的資産経営報告書)」を作成しました。

受講生からは、
「将来の自分・自社について真剣に考えることができました。」
「経営計画というと財務のイメージが強かったのですが、会社のもつ見えない部分を可視化することができました。」
と感想をいただき、それまでなんとなく話しづらかった社長(お父さん)と話すきっかけができたことも今回のセミナーの成果だと思います。

須坂の街も探検できていいお店がいっぱいあることがわかりました。坂詰さん、ありがとう!懇親会の日が須坂バルの日にあたって、地元住みます芸人のこてつさんにも会えました。

まだまだ長野県では知的資産経営はメジャーではありませんが、すこしづつでも勉強会を開催して広げていきたいと思っています。

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