長野県の産業(1) 経済センサスから

平成24年の経済センサスの速報が公開されています。経済センサスとは従来行ってきた事業所企業統計調査に変わるもので、事業所及び企業の経済活動の状態から国における包括的な産業構造を調査するものです。わたしたちの身の回りの産業の状態を大きなマクロ的視点から眺めることができます。

まず、第1回として長野県の事業所数、従業員数について見ていきます。

■長野県の民営事業所数113060、従業員数932794人
この数字は全国に占める割合が事業所数、従業員数とも約2%になります。たった2%とはいえ順位は15位、新潟14位、岐阜16位となっています。東京12%、大阪7.7%と大都市圏にやはり集中しています。

■事業所数、従業員数とも上位10市で、全体の約6割以上を占める
さらに長野市、松本市、上田市、飯田市の4市で約4割強を占めており、産業が集中していることがわかります。
事業所数、従業員数でみると、長野市は松本市の約1.5倍の産業規模をもっているといえます。
平成21年調査と比較して、事業所数、従業員数はほとんどの市町村が減少しています。軽井沢町は、事業所数、従業員数とも10%以上減少しており、観光で儲かってるイメージとはかけ離れています。

次回は、どんな業種が長野県は多いのかについてみていきます。

平成24年経済センサス-活動調査結果 長野県(速報)
http://www.pref.nagano.lg.jp/kikaku/josei/census/24census.htm

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