高いワインが旨いわけじゃない

先週参加してきた「わずか1日でイタリアワインを理解できる」第10 回IWSS JETイタリアワイン・ソムリエ・セミナー。ワインジャーナリスト宮嶋さんのお話でなるほどと思ったのが、「高いからといって旨いわけじゃない」というごく当たり前の言葉でした。

ワインには2種類あって、
「土地について語る力があるワイン」
「おいしいアルコール飲料としてのワイン」
があると。

農産物の中でもぶどうはその土地の刻印が出る、それもぶどうのままではなくワインにした際に明確にその土地の個性が現れる。その土地、いわゆるテロワールを楽しむワインと、そうではなく気軽に美味しく飲めるワインは別々の考えないといけない。

ビールはとても美味しい飲み物だけど、ワインほど高いものは少ない。それは麦ではぶどうほど土地の違いがでないから。

人間の知的好奇心が、ただ旨い飲み物だけでは満足せず「土地について語る力のあるワイン」を希有のものにしている。

高いから旨いは僕もないと思っています。
10,000円のワインが1,000円のワインの10倍旨いってことはありません。
飲み手の訓練、知的好奇心があってのものですね。

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