日本ソムリエ協会では会員向けに年4回ほどセミナーを開催しています。
前回は日本酒がテーマで長野市まで田崎真也会長が講師のセミナーに参加しました。今回は甲府市で開催のセミナーに参加してきました。テーマは「ソムリエの資質と役割」です。
プロのソムリエ向けの内容でしたので、ワイン愛好家向けではなく、仕事としてソムリエがどうあるべきかという内容でした。かなりハードな内容で、所属している企業の経営方針に従い売上を上げることが必須で、ワインコレクションではなく売れるワインのセレクションが大切であると述べられました。
・外資系は数字が命
・チームで評価される(部下をたてる)
・すべてのジャンルで成果をあげる
仕事に対する姿勢、ワインブームとはいってもレストランやホテルでワインが飲まれなくなってきている対策、世界のワインの最新動向などなど、ソムリエでは僕にとっても仕事との向き合い方、ものの考え方を考えさせられるビジネスマン向けの内容でもありました。
世界のワインブームもフランス5大シャトーの時代から、各国のローカルリージョンでしか飲めない、そこだけのワインに価値が移ってきているそうです。地元塩尻のワインをもっと深めるにはいい時代かもしれません。
同じ職業の方の話もものすごく役に立ちますが、異業種の、それも本当のプロフェッショナルの方の話は、自分で自分の立場に翻訳しながら聞くことで通常では得られない気づきがあります。
参加させていただいてほんとにいいセミナーでした。