取組先に食品製造業もあることから前から気になっていたHACCP。
そのセミナーに参加してきました。
HACCP。ハセップ、ハサップ・・いろんな読み方がありますが、「ハサップ」が多いみたいです。
講師の先生から大きく2つ勘違いされているとありました。
①HACCPはISOみたいな認証規格と思っていてどこかの機関にお金を払って免状をもらわないといけないもの。
②HACCP対応するにはものすごくお金がかかる、エアーシャワーや金属探知機などが必要。
そんなことは全然間違っていると。
HACCPは認証ではなく、「安全な食品の”科学的な”作り方」である。
普通は安全な食品を作っているので、それを”科学的”にやる方法だと。この科学的というのは、データを取り記録することとのこと。
何かしら専用機械がいるのではなく、工夫次第で費用を抑えることができるとのことです。厚生省の手引書や食品産業センターの資料を使って対応すればまずは大丈夫。
そもそもHACCPの前提条件として「一般的衛生管理」がきちんと行われていないといけません。
一般的衛生管理の中にマニュアル作成や記録を取ることは既に平成16年から義務づけられているので、特別HACCPだから何か特別なことをしないといけないことはないそうです。
HACCP対応どうのこうのでなく、既に法律で義務づけられている!
これには驚きました。
きちんと法律の勉強もしないと、思いっきり勘違いしてしまいます。
今回のセミナーは大勢の業者が参加しており関心の高さがうかがわれます。
僕もものすごくいい勉強になりました。
一般財団法人食品産業センター 食品製造・加工事業者のためのよくわかる高度化整備基盤事項解説