ワインの世界で5大シャトーと言えば、
シャトー・ラフィット・ロスシルド
シャトー・マルゴー
シャトー・ラトゥール
シャトー・オー・ブリオン
シャトー・ムートン・ロスシルド
です。その中でも1855年の格付け後に第2級から第1級に昇格した唯一のシャトー、それがシャトー・ムートン・ロスシルドです。ムートン=羊がトレードマークになっていて、ムートンのワイン飲みたいと思っていましたがなんせお高いので5大シャトーのワインには手が出ません。
先日地元デパートのワインセラーに何気に入って眺めていたらマグナムボトルに目が止まりました。
Mouton Cadet(ムートン・カデ)
とエチケットに書かれており、羊のマークもあります。「これムートン?」と値段を見ると3,500円! 「3万5千円じゃないよね??」と改めて見ても確かに3,500円です。ムートンでも、ムートン・ロスチャイルドはうん万円もするワインですが、カデだとその1/10じゃないですか。ボトルの裏のラベルには次のように書かれてあります。
5大シャトーのひとつ、シャトー・ムートン・ロスチャイルドの精神を受け継ぐ、ムートン直系のブランドワイン、”ムートン・カデ”.1930年の誕生以来長い歴史を持ちます。
さらにググると、
その始まりは1930年。ボルドー地方でブドウが不作となり、シャトー・ムートン・ロスチャイルドを瓶詰できなかったことから、そのブドウを使用したワインとして誕生しました。誕生から80年以上の歴史を持つワインですが、時代の嗜好の変化に合わせてブドウのブレンド比率を変えるなど、常に時代に合った美味しさを追求している点が人気の秘訣。
とあります。
同じムートンでもハイコスパのデイリーワインなんですね!これはいいものに巡り会いました。デパートではその1本だけのマグナムボトルを購入し、帰宅後ネットで他のカデも注文しました。
デパートで購入下のと同じクラッシック、それにレゼルブ・ボルドー、レゼルブ・メドックの3種類を注文。飲み比べしたいと思います。
そうそう、「カデ」とは末っ子という意味だそうで、フィリップ・ド・ロスチャイルド男爵が一族の末っ子であったことからきてるそうですが、シャトー・ムートンの中でもお手軽ワインという末っ子の意味も感じられますね。