ちえてらすコンサルティング

20131128_me6

「知恵の経営」コンシェルジュ
中村剣(なかむらけん)

経営コンサルタント(中小企業診断士)
ネットワークスペシャリスト
2級カラーコーディネーター
宅地建物取引主任者
塩尻市商工業振興審議会委員

銀行での融資業務経験を経て大手製造業で知識経営、インターネットを用いた情報共有を担当。その間、日米欧の知識経営先端企業の調査研究、社内ソーシャルメディア(SNS)運営を行う。

ボランティア活動を通してソーシャルビジネスの必要性を痛感し、中小企業の経営コンサルティング、新しい働き方であるパラレルキャリアの普及に取り組んでいる。

地元商工業振興審議会委員となり商工業振興に関わると同時に、中小企業の強みの源泉を探るための経営者インタビューを通して地域活性化を行っている。

小さな会社向けの①知的資産経営コンサルティング、パラレルキャリア普及のための②じぶんブランディング、それらを効果的に実現する③IT導入・活用支援、を3つの柱として事業を行っている。

現在、ソーシャル系市民大学の設立を目指して準備中。

1967年生まれ。長野県塩尻市在住。

私が中小企業にこだわる理由

私が就職したのは1990年、バブル真っ盛りの頃でした。
工業大学でコンピューターを専攻していたに関わらず、就職先は地元九州の銀行。そう半沢直樹と同じ花のバブル入行組なんです。
30を前に長野県の大手製造業に転職し、社内の情報共有やナレッジマネジメントと呼ばれる知識経営に携わって当時としては先駆け的な社内版のSNS(mixiみたいなもの)を構築運営し3000名を超える社員が活用するまでになりました。また、東京だけでなく県内企業との勉強会も盛んに行っていました。

転機は40を過ぎて訪れました。今から思えば後厄ってやつです。
所属していた部門が解散し、新しい部門に移動になったのです。部下のメンタルヘルス問題、部門が変わったことでこれまでの職位もなくなったこと、これまで私がやってきたことを面白く思っていなかった者が上司となりあからさまにパワハラも受けましたし、干されたりもしました。これまでとは180度違った働きにくい環境になったのです。大企業とはいっても個々の部門で方針や考え方は違います。1つの移動だけでこれまでのキャリアが0になってしまったり、ビハインドしてしまったりするのです。自分だけではどうしようもありません。
もうこのままここにいても昇進もしないだろうし、自分が成長する機会が少ないのではないかと悶々とした日々を過ごしました。

そんなときに出合ったのが藤井 孝一 さんの「週末起業 (ちくま新書) 」でした。大企業と言えども昔みたいに社員の生活を最後まで責任とってくれる訳でなく、終身雇用も怪しい時代、もっと個人が企業といい距離をとってやっていくべきだという主張に大賛同でした。大企業ではその力を生かしきれていない人がたくさんいます。定年だからといってその人の力がなくなるわけでもありません。とてももったいない状況です。そんなに大企業に固執する必要があるのか?我慢して勤めないといけないのか?
この本がきっかけとなって会社の看板でなく自分の看板を持ちたいという思いで中小企業診断士の勉強を始めました。

日本版MBAと言われる中小企業診断士の勉強を通じて経営全般を俯瞰できる知識がつきました。また合格後、実際に企業様を訪問し企業診断を行うことで、知識だけでは知れない現実の中小企業の実態に触れることができ、まさに日々、社長さんや従業員さんが想いを持って一生懸命に働いている姿に驚きました。そこには苦しい経営環境の中でも、尊敬できる輝いている経営者の姿がありました。

日本の企業数の99.7%、従業員数の70%が中小企業なんです。大企業なんてほんの一握りに過ぎないのです!

数年前から地元での地域活性化のためのボランティア活動を始め、ここでも市民活動をやられている熱い想いを持ったたくさんの方と知り合いました。
また、中小企業診断士として経営者の勉強会や行政の商工業振興会議などにも参加させていただき、小さな会社の可能性と、そこで働く人たちのパワーを感じました。小さいからの機動力、決断の速さ、商品やサービスへのこだわりがあります。従業員さんも細切れの仕事ではなく、自分の仕事として責任を持って働かれています。大企業では真似のできないことです。

しかしながら、きれいごとばかりではありません。規模が小さいことで資本力に劣ったり十分な人材を確保できない現状もあります。
だからこそ、私たちのような者がその専門性を生かして、その会社の個性を発揮させる、儲けさせることにお役にたちたいと思いました。そのことで、日本を支える中小企業の活力が増し、そこで働く従業員さんが笑顔になれる、そして地域が元気になることにつながるはずだと。

毎日私たちが暮らしている地域、地域の企業、そこで働く人々が元気でなければ、私たちが幸せになれるわけはありません。
そういう想いで、小さな会社やそこで働く個人にこだわってご支援をしていきたいと思っています。