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SNS変遷史

2020年最初のブログは書評からのスタートです。

「SNS変遷史」。

パソコン通信から今のインスタグラム等に至るまでのSNSの歴史を振り返り、その特徴、使われ方、これからの流れを解説しています。

印象深かったのは、現在のSNSが若者をターゲットにしていることで、ビジネス感覚ではなく「遊び」として使っていることです。僕らの世代だとFacebookの利用は仕事で出会った方たちとの連絡手段、LINEも家族間でなければクーポン利用やビジネス活用が目的なのですが、著者が言うには若者はSNSを使うこと自体が目的であると。

 

「遊び」としてのSNS

ビジネスでの情報交換という「目的」があって「手段」としてSNSを使うのではなく、インスタグラムや特にTikTokなどはそれ自体を使って楽しむこと(=遊び)自体を楽しんでいると語っています。目的・手段とかじゃないんです。

ちょっと難しくいうと、コンサマトリー。目的・手段の思考から離れた「遊び」の要素が強くなってきているとのこと。

歳をとったからかもしれませんが、女子高生などがSnowで顔を変形させて盛ったり、TikTokなどで踊りの動画をアップしてるのを見ても理解ができないし、何のためにやっているの?という感覚でした。

つまりこの僕の思考は、目的があって手段としてSNSを使うというものです。だからそもそも目的のない「遊び」の傾向が強い今のSNSに違和感を覚えているのは当然のことです。

コンサマトリーなSNSだけでなく「大人のソーシャル」が必要であることも著者は指摘していることはうなずけます。

 

日本人はやはり受け手

これだけSNS利用者が増えているのに日本人は「受け手」のままであるという事実も興味深いものでした。毎年総務省が公表している「情報通信白書」からこの事実が浮かび上がってきます。

FacebookにしろInstagramにしろ自ら情報発信をしている割合は5%未満でほとんどが他人の書き込みを閲覧しているという事実。またSNSを利用してよかったことは情報の収集、暇つぶしができたが上位になっています。各SNSごとの利用状況は企業がSNSを活用する上で考慮すべきデータとなっています。

「つながり」を求めて使うはずのSNSが実は日本では、暇つぶしと情報収集のツールになっていることは、若者傾向の高まりによる情報リテラシーの低下が危惧されないかと思います。

「情報通信白書」は読み解くと非常に興味深いのでお勧めです。

関係情報:情報通信関連:情報通信白書
関係情報:情報通信関連:情報通信白書

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今年もLINE公式アカウント始め自らの情報発信、支援先企業のネット活用促進を図っていく上で、考えさせられる書籍でした。

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