シンプルに考える

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元LINE株式会社社長の森川さんの著書です。
タイトルにも惹かれて手にした本ですが、内容も興味深いものでした。

経営コンサルタントをやっていると、フレームワークや経営指標やらいろんな小難しいことを考えます。
そして定着化のために、制度化、仕組み化、マニュアル化にもっていきます。

しかしながら、森川さんは、「ビジョンはいらない」「情報共有はしない」「計画はいらない」「イノベーションは狙わない」など、これまでのマネジメントの考えとは真逆のことを主張しています。
これらのコトバの表面だけを捉えると過激ではありますが、「仕事とはユーザーに価値を与えること」「現場こそが最高の意思決定者」「権限委譲をして本当にやるべきことに専念する」など、「シンプルに考える」ことの重要性を説いています。

たしかに、IT業界でやる気のある人達だけが集まっている状態のマネジメントと普通の会社のマネジメントは違うとは思いますが、中小企業とかは特に大企業みたいなマネジメントより、シンプルなマネジメントがいいのではと感じました。

「経営を勉強するといろんな知識がつくが、それを現場と共有する必要はない。レストランのシェフは美味しい料理を作ることが価値ではないか」
「仕事とはユーザーに価値を与えること。差別化を考えるということは、ユーザーではなく、ライバルを見ているのでは?それは本質ではない」

シンプルに考える

 

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