地域づくりコーディネーター養成講座「考える」専門講座編

今週末10日に地域づくりコーディネーター養成講座「考える」専門講座編の最終回があります。
「考える」専門講座編は3日間、前2日分をご紹介します。

専門講座と銘打つだけあってプロとしてのスキルをビシバシ学ぶことができました。

1日目は「共感のファシリテート」というテーマで、NPO法人まちの縁側育み隊代表理事の延藤先生と事務局長の名畑先生のお二人。
延藤先生のプロジェクターを使った”幻灯会”での外国の絵本「わたしたちの天国バス」の関西弁読み聞かせは面白かったです。
まちの縁側という場所の大切さ、タンケン・ハッケン・ホットケンの精神で一人から始まる街育てのコンセプトは、やたらと大げさに上から組織化してものごとを進めようと考えてた僕には新鮮でした。
ファシリテーション・グラフィックス ワークショップの様子1

 

延藤先生と名畑先生の”イケテル司会者”と”イケテル書記さん”とでの会議の進行方法は、これがファシリテーションってのを体験できました。名畑先生のFG(ファシリテーション・グラフィック)術は、単なる議事録を大きく越えた会議の内容がビジュアルに要点をつかんでわかるもので、何と言っても見てて楽しいです。会議も楽しくってことを忘れていますよね、会社員だと。地域づくりでは如何に巻き込むかが大切。会議術も大切なテクニックです。

 

2日目はこの人が公務員なの!?って驚く山形県庁職員の高橋先生。「共感のプロデュース」ということで、実際に高橋先生が携わった櫪平(くぬぎだいら)という棚田百選に選ばれた地区の15年に亘る再生劇を具体例として地域診断の方法をワークショップ形式で実体験していきました。

ワークショップの様子2

経営分析でも使うSWOT分析ですが、実際にはあまり役には立つことは少ないのが現実。
いろんな見方があって結局どうするのかがわからないままです。
入り口としてはSWOT分析っぽいものを使いますが、ポストイットとシールを用いながら何回もいろんな切り口で項目を分けていくことで、
「何を」、「いつ」、「誰が」、「どのように」やるのかがマッピングされ、どれから取り組んでいけばいいのかが可視化されます。地域診断として使われている手法ですが、まんま企業にも応用できるすばらしいものだと感じました。

これらの作業を行う前提としての全ての基本として「発展の階段」を紹介いただきました。

関心→参加→発見→理解→創造 の5つの階段です。

関心がなければ参加しないし、参加しなければ発見もなく、発見がないと理解もできず、理解できないと新しいものは生まれない。
まずは地域の課題に関心をもってもらってからのスタートですね!

3日目は「共感のマネジメント」。ホントにワクワクする講座です。

 

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