くまモン

くまもん焼きそば実家の福岡に帰っていました。帰省するたびにお土産は実家近くのスーパーで買うことにしています。子供のころ食べた懐かしいパンや九州にしかない地元の食材など、空港等の売店で観光客向けに売っているものでない、地元の日常品を買って帰っています。

昨今のゆるキャラブームで、熊本のくまモン人気はすごいものがあります。そのくまもんの実力は近所のスーパーにもいかんなく発揮されていました。くまモンとは、”熊本の人、熊本のモノ”って意味です。2011年の熊本県が実施した調査では、キャラクター商品を販売している企業の半数の企業だけでも25億円の経済効果があり、2012年9月末でくモンの認可件数は6000件を超えたそうです。

くまモンが表示されている商品は、既存の商品にくまモンシールを貼っただけのものからパッケージをくまモンに変えたものまで様々な商品が並んでいます。その中で手に取ったのが”くまモン焼きそば”。パッケージがくまもんの顔になっていて、一見するとチョコレートでも入っていそうです。でも、焼きそば。熊本産のトマトピューレを使ったソースが特徴だそうです。

同じメーカーの同じような焼きそばもありますが、俄然、くまモンパワーでこちらを購入です。

くまモンは、世間一般の”ゆるキャラ”に分類されますが、一般人や素人がデザインしているゆるキャラではなく、地元出身の人気放送作家小山薫堂氏と、売れっ子クリエイターの水野学氏が手がけたプロのキャラクターです。熊本県が著作権を買い取り、”熊本観光部長”として商標の使用料を無料で利用できるようにしています。

商標の使用料を無料にする代わりに熊本産の何かを原料に使ったり熊本をPRするようなことが義務づけられています。原材料先の紹介もしているそうです。有料にするとお金の話ばかりになるところを、無料にすることで、熊本県側の主張が通しやすくなり、熊本観光に寄与する使用をコントロールしています。また、熊本と関連性が薄い利用申請などには決め台詞の、「くまモン、公務員なんで」で再考を促しているそうです。

ここ長野に帰ってきて、スーパーで熊本産すいかが売られてました。その段ボール箱には、すいかを抱いたくまもんがプリントされており、「その箱、かわぃい~!」と思わず思っちゃいました。

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